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第6回研究部会報告 [記録]

題目:サプライチェーン・ネットワークの戦略的形成とゲーム理論
講師:松林伸生(應義塾大学 理工学部管理工学科 専任講師)
日時:2月20日(金) 18:30~20:30
場所:株式会社フレームワークス(FRAMEWORX, lnc)東京本部 会議室A
東京都千代田区神田紺屋町アセンド神田紺屋町2F (地図はこちら、受付を通らず直接会議室Aにお越しください)

第6回SCS研究部会につきましては、メーリングリストにてご連絡の通り、開催会場の広さの制約から、18日までの申し込みをもって、参加を締め切らせていただきます。毎回、参加申し込み無しにおいでになる方がおられますが、今回は会場準備の都合により、当日参加をお断りする場合がありますので、ご了承下さい。都合により不参加の場合、あるいは代理参加の場合は当日の20日15時までにメールにてご連絡下さい

参加申込方法
参加ご希望の方は、研究部会前々日(2月18日)までにこちらの形式で連絡をお願いします。
はじめて参加される方はメーリングリストにも登録なさってください。今後の連絡を送信いたします。
当日の発表資料につきましては、当日ハードコピーにて参加者に配布いたします。

要旨
  サプライチェーン・ネットワークに現れる戦略的意思決定のための科学的アプローチとして、ゲーム理論によるアプローチを紹介する。多くの同業種、あるいは異業種の企業により構成されたネットワーク上においては、意思決定はそれらの間の利害関係(相互作用)を考慮した上でなされる。ゆえに、複数の意思決定主体の存在を前提としたゲーム理論はその問題解決に少なからず示唆を与えてくれると期待でき、事実特に海外ではそのような研究が盛んである。本発表では、ネットワーク/提携形成ゲーム(各主体間の戦略的提携形成と形成された提携における合理的な利益配分に関する議論)を中心に、メカニズムデザイン(各主体が自己利益のみを追究したとしても、結果として社会的に望ましい状況が実現されるための制度設計)やその他のトピックについても触れ、それらを通じてサプライチェーンにおけるゲーム理論的問題解決について議論できればと考えている。

講演資料
 講師からご提供いただきましたので研究部会活動記録のページに掲載しました(スライド画面をクリックしてダウンロードしてください)。 


事務局からのお知らせ
 研究部会26名、二次会13名にて実施しました。なお、フィードバックを集めるためコメント欄を開放しています。一般にも公開されているブログであることをご承知いただき、コメント欄への記入をお願いします。


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コメント 4

scs

今回の研究部会のフィードバックをこちらのコメント欄に記入していただけるようお願いします。 ただし、本ページは一般公開されていますのでその点をご注意いただき記入されますようお願いします。
by scs (2009-02-21 00:53) 

草刈(幹事)

ゲーム理論を現実的に説明していただいたことに感謝しています。幹事のフィードバックを下に記載しました。
http://grassseed.blog.so-net.ne.jp/2009-02-20
by 草刈(幹事) (2009-02-21 00:57) 

高井(主査)

有り難うございました。
大変に充実した会になりました。始めの丁寧なペースから、終わりの時間を危惧したのですが、ぴたりと全部カバーしたのはさすが現役の先生。
ORのアプローチとは違った視点での論理で現実を切り取って理解しようというスタンスが良く分かりました。後半のメカズムデザインのところはもっと聞きたかった人が多く、再度お願いしたいということで、続編をアレンジしたいと思います。よろしくお願いします。
サプライチェーンの構造メカニズムを企業の意思決定の結果として(当然なのですが)考えるというアプローチはサプライチェーン研究の重要な課題と思うのですが、我が国にはこの方面の研究者が少なくて残念です。一部の人たちが唱えているオートポイエーシスによるサプライチェーン論は、現象の結果を言っているのであって、設計論的でないので、方向としてはあまり意味がないように感じています。
事前にご連絡のあった1名を除いて希望者全員26名参加ということで、参加の方々には会場が窮屈でご不便をかけましたが、大変満足度の高い会だったと思います。新しく来られた方も含めて二次会も大変盛り上がりましたね。
by 高井(主査) (2009-02-22 15:23) 

山田裕通(構造計画研究所)

初めて参加させて頂きました。
松林先生のご講演は要点を分かり易くお話いただき、非常に興味深く拝聴しました。
また、事務局の方々にも様々なご配慮をいただき、2次会まで楽しませていただきました。
ありがとうございました。

お話にうかがったシャープレイ値をさっそく計算してみたところ、実際にはシャープレイ値をもとに意思決定する方法についても検討が必要と気づきました。
ご紹介頂いたタクシーの事例では【配分利得v=単独乗車時支払額合計-協力時支払額】としてモデル化されていましたので、3人協力した場合の利益配分の意思決定は【各人支払額=単独乗車時支払額-浮いたお金のシャープレイ値比例配分】と考えたのですが、すると計算結果は単純な割り勘とあまり変わらない結果(3人とも1616~1716円)となりました。

実際の意思決定への反映には、モデル化の方法や、結果から問題を再度捉えなおすことが重要であると、改めて認識しました。
次回のお話も楽しみにしております。
by 山田裕通(構造計画研究所) (2009-03-03 12:20) 

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